気の影響に対する取り組み

人の体には気が流れています。

体に気が満ちていればバリアとなって、外気(邪気)からの影響を受けにくくなりますが、気が充実していないとバリアが弱まり、少し冷たい風に吹かれただけで喉や腰を傷めたりします。

 

『気』なんて目に見えないようですが、あの人はやる気に満ちているとか、最近元気がないとか、気が滅入っちゃってとか、今回は気合が入っているとか、みなさん当たり前のように感じ取っていることです。

 

心と体はひとつなので、例えば遠い未来のことをくよくよと思い悩んだり、何かにイライラしてばかりいれば、邪気が溜まり、体に不調を起こすこともあります。

 

人に触れる仕事をする方だけではなく、普段の体のお手入れとしても利用できますので、少し長いですが興味のある方は続きを読んでみてください。

 

いとうの手の秘密を大公開します。

 

 

1.気の影響について  -基本的なこと・考えー

2.課題への取り組み  -訓練~希望ー

3.練習しましょう  -グラウンディングが大事ー

4.最後に ー普段の手入れとまとめー

 

※せっかくつけたページ内リンクですが、ホームページのデザインを変えたらピタッといかなくなりました。

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気の影響について

 

東洋医学ではヒトの体には血の他にも気が巡っているとされていますが、不調や心配事などがあると体内の気の流れが滞ります。

滞った気は意識をして外に流すことも、無意識に外に漏れ出てしまうこともあります。

普段は仲が良い相手でも、なんとなくピリピリとして近寄りがたいことはないでしょうか。

また、良い気に満ちているというような言い方がされることもありますが、近くにいるだけでなんとなく元気が出てくるような人はいませんか。

 

体の不具合から気が滞り、鬱々やモヤモヤ苛々する精神状態になることもあれば、逆に物事をコントロールしたいなどの精神状態から、気が滞って体の不具合につながる場合もあります。

 

気なんて目に見えるものではありませんが(間接的にはその人の雰囲気として表れてしまうけどそれは別として)、「そんなものは見えないからないんだ」と言ってしまうか、「あると仮定してどういうものなのか」と考えてみるか、ここは人それぞれでお願いします。

 

気の滞り自体は無いか少ない方が体も心も軽いという点で良いとしても、滞りがあることによってそこに何か問題があるのか、負担があるのかと考える上で役に立つとしたら、悪いものとは言い切れません。

 

不具合があって滞りが生じているのか、滞りがあったから不具合が生じたのか。

 


課題への取り組み

 

 

グラウンディングの訓練

 

 

人の体に触れるようになって、まだまだ勉強の途中で全てはこれからなのですが、始めの方でひとつ乗り越える課題がありました。

ヒトの気の影響を受けることです。

日帰り温泉の整体処でお世話になり始めて半年ほどは、気の影響への対処が課題の中心でした。

 

そして、1番の問題は、グラウンディングが弱いことでした。

グラウンディングは、電化製品のアースだと思ってください。地面に接して電荷(邪気)を逃がす役割です。

 

時間と晴れ間があれば外に出て風にあたることも出来ますが、天気が悪ければ外へ出られなかったり、出たとしても気分が晴れるものではありません。

ここは曇天の国、新潟です。

 

そんなことで、気の影響を受けず、かつ、せっかく流した滞りをお客さんの体にも戻さないというのが最大の課題でした。

長い間試行錯誤をして、ようやくグラウンディングの感覚が分かるようになりました。余計な気は足元に流していきます。色々と試しましたが、足元に流すやり方が一番負担が少なく、お客さんに集中できます。地面より上を意識すれば自分の気が上がってしまい、余計にグラウンディングが弱まることになります。

 

 

訓練してきたことが役に立つかもしれない

 

自分の気をうまく流すことが、相手の気の流れに関連するのかもしれないと感じたのは、あるお客さまから受けた質問がきっかけでした。その方は、海外から帰省のため2日連続で整体にいらしたのですが、2日目の施術を終えると、開口一番で「どういう技術なのか」と質問をされました。

 

受けている間は普通に気持ちが良いが、翌朝とても体が軽かった

以前台湾で、体にほぼ触らない施術を受けたことがあり、その翌朝と似たような感じがする、ということでした。

 

翌朝の体の軽さというのは、わたしも経験したことがありました。

単に体の緊張がほぐれたための楽さ加減とは違う種類のものです。体の緊張がゆるんだための軽さであれば、普通にあることなので、わざわざ質問はしません。

 

そんなことで、気の扱いには苦労をしてきましたが、それが役に立つのかもしれないと感じられるようになりました。

 

邪気なんて、実際あるのかどうかも分からないような曖昧なものです。

でもそれを感じる自分がいて、それに困っている人もいる。

わたしの施術を受けて、他と違うものを感じてくれる人もいる。

 

それまで試練だと思っていたものが、自分の味方になるかもしれない。

 


練習しましょう

 

滞った気の影響を感じる人が少ないということは、そこで苦労をした人も少ないということです。

それはつまり、対処の仕方を知っている人が少ないということです。

また何も感じられないまま、気の影響だけを受けてしまうこともあります。

 

美容師さんでも、子供のころから憧れて、専門学校に入って試験に受かって就職してみたら、そこで初めて頭痛を経験し、解決の糸口が掴めずに辞めることになるとか。つらいです。

 

今辛い思いをしている方も、練習すればきっと楽になります。

楽になるどころか、例えばシャンプー中に勢いよく気を流していれば、むしろスッキリしますし、自宅でのケアも行えば、触れられる方も心地が良いはずです。

 

それでは始めてみましょう。

 

肩幅くらいに足を開いて立ちます。

 

まずは丹田を意識します。

丹田はおへそから指4本分くらい下にあります。

下腹部を凹ませて胸に息を吸い込んで、胸の空気を丹田に落とすイメージで吐き出すと、丹田の辺りが温かくなります。

その辺を、力まずに引き締めます。下腹部を引き上げる感じになります。

今時、丹田を意識するとか珍しいことでもないので、慣れた方法があればご自由にしてください。

 

次にグラウンディングです。

体重を足裏全体に乗せて少し沈むイメージで立ちます。

足の裏から根っこがはえて、そこからエネルギーを吸い込むイメージでも。

グラウンディングができていると、肩をポーンと叩かれてもぐらつきません。

しばらく頭頂からエネルギーを吸い込んで、足元から地中に流すイメージをします。

 

「気」というと、何か念を込めてエイヤーと発するイメージが無いでしょうか。

触れずに人を投げる気功の先生とか、魔女の宅急便のキキなどは、自分の気(エネルギー)を使って能力を使うというイメージが、子供の頃の私にはありましたが、自分の気を使ってはダメです。消耗してしまいます。

自分はただ筒になって、気が滞らないようにだけ意識をして、相手の状態は感じ取る程度にします。

 


最後に

 

体の状態を普段から気にしている方が、どれ位いるかはわかりません。

 

イメージの話しですが、整体やトリートメント中は、出ていきたい(滞っていた)気を感じた時に、外に出す手伝いをしています(ただ見守る)。

疲れのたまっている箇所に気の滞りを強く感じることがありますが、換気をしている内に徐々に薄まる感じがするし、楽になったと言って頂けるので、実際に出て行っているのかなと私は解釈しています。

 

わたしは昔から風が好きで、風の強い日は少しワクワクします。

瞑想とか気とか、そういうものとは全く無縁だった子供の頃から、風の強い日は頭の中を、体中を換気している気分でした。

 

だからなのか、施術の最中は、換気しているみたいだなと感じます。

 

ただ曇天続きの季節にも、風がない日にも、気の滞りは生じます。

 

施術の前後は必ず手を洗い、また瞑想で気を流します。

瞑想するほどの時間がない時は、深呼吸をして澱んだ気を追い出します。

就寝前にも全身に気を通すようにすると、翌朝の体が軽く感じられます。

 

自分のためにしていることが、結果誰かの役にも立つのであれば、そんなに嬉しいことはありません。

自分での気の入れ替えについては、ブログでもぽつぽつと綴っていますので、もしよければご覧ください。)

 

『気』なんて分からなくても、体がいつも重く感じるような方は、1日に数回の深呼吸から始めることをお勧めしています。きれいな空気を吸い込んで、体の中のモヤモヤしたエネルギーを全部吐き出す深呼吸です。

あとは1日に5分だけでも静かな時間を作ったり、気候がよければ自然の中へ出かけてみると良いです。 

 

本来なら海や山へ出かけたり、きれいな花をみたり、そんなことで換気(気分転換)をするのが理想的だと思います。

ただ、これは自分がそうだったのですが、忙しく過ごしていると自然がとても遠いもののように感じられます。

 

自然の中へ出かけるのは特別なイベントで、季節を間違えれば暑いだけ。

 

自然に馴染めるようになるまで、曇天続きや緑の少ない冬の間など、人の手を借りたいときに利用して頂けるとうれしいです。

 

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。